「シヤチハタ」の由来
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特に同社が開発したインキ浸透印は、市場に広く浸透しており、インキ浸透印といえば「シヤチハタ」と呼ばれる程の大きなシェアと知名度を持っている。(ただし、同製品の正式な商品名は「Xスタンパー」)
1925年に舟橋金造氏、高次氏の兄弟が同社の前身となる「舟橋商会」を名古屋市で創業したのがその始まりで、当時としては画期的な、いちいちインキを補充しなくても使えるスタンプ台「万年スタンプ台」の販売を開始。
1941年に舟橋商会を改組し、シヤチハタ工業株式会社を設立し、1965年に看板商品となるインキ浸透印「Xスタンパー」の販売を開始。
1999年に販売会社の「シヤチハタ商事」と合併し、現在の「シヤチハタ株式会社」に商号変更している。
シヤチハタの由来は、設立当初に利用していた商標で、旗の中に鯱(シャチ)が描かれたマークが使われていた事から「鯱(シャチ)+旗(ハタ)」で「シヤチハタ」となった。
万年スタンプ台を開発し特許を受けた際に商標登録することになり、当初は、日の丸を商標として”日の丸印の万年スタンプ台”として販売しようとしていたが、国旗を商標に利用するのは良くないとの指摘を受け、舟橋氏の出身地である名古屋のシンボル「金のシャチ」が旗に描かれたデザインに変更し”鯱旗印の万年スタンプ台”となった。
この商標には「名古屋発のスタンプ台が日本一になるように」との願いが込められている。
尚、ブランド名の「シヤチハタ」は、キヤノンや富士フイルムのように「ヤ」が小文字ではなく大文字で表記されている。