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「花王」の由来

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東京都中央区に本社を置く、大手日用品メーカーで、洗剤やトイレタリー用品、化粧品の他、食品の製造販売も手掛けており、洗剤、トイレタリー用品では、国内首位、化粧品では、国内2位のシェア(子会社のカネボウ化粧品を含む)となっている。

1887年に長瀬富郎氏が石鹸や輸入文房具など販売を目的に「長瀬商店」を創業したのがそのはじまりで、1923年より石鹸の生産を開始している。
1925年に「花王石鹸株式会社長瀬商会」設立し、1946年に現在の「株式会社花王」に社名変更している。

「花王」の由来は、同社が1890年に発売した高級化粧石鹸「花王石鹸」で、当時、洗濯用石鹸が「洗い石鹸」、化粧石鹸が「顔洗い」と呼ばれていたことから、「カオ(顔)石鹸」と名づけることとし、「香王」「華王」「花王」などの候補中から「花王」という文字が選ばれ名付けられた。

「花王」ロゴマークの由来・意味

1890年に、創業者の長瀬富郎氏が長瀬商店で扱っていた輸入品の鉛筆に描かれた月と星のマークをヒントに「高品質の象徴にしたい」として考案した高級化粧石鹸「花王石鹸」のロゴマークがベースとなっており、その後多くのリファインを重ねるも120年間以上、同社のロゴマークは三日月の横顔がモチーフとなっている。

初代ロゴマークは、右向きだったが、「左向きの月はこれから満月に向かう上弦(じょうげん)の月で、その方が縁起が良い」との考えから1943年に製作された5代目ロゴで、左向きに修正された。

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